皆様、こんにちは。株式会社アウニーです!
今回は、コミュニケーションツール開発の SMILE SCORE(スマイルスコア)(株)(福岡市中央区天神)の樋口健介社長との対談をお伝えします。
はじめにお伝えします。はっきり言って文章にすると長いです。よろしければお付き合いくださいm(__)m!
(株)アウニー・増田とスマイルスコア(株)さんとは、コミュニケーションツール「スマイルスコア」の社外メンターとして連携しています。
両社が一緒になって企業に提供できるサービスと効果についてご紹介します。
(*'▽')↓
(株)アウニー
代表取締役 増田優奈
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SMILE SCORE(株)
代表取締役 樋口健介
バックオフィス業務改善と感情コミュニケーションツールのコラボが企業にもたらす“最大効果”
【「スマイルマーク」にクリック、社員の気持ちを可視化】
(増田)
まずは読者に向けてスマイルスコアのご説明をお願いします。
企業で働く人々がお互いを分かり合えるきっかけとなる感情の見える化ツールですね。
(樋口)
5 段階の“スマイルマーク”で利用者が気持ちを表現し、組織内で見える化を進め、
お互いの信頼関係を高める「感情コミュニケーションツール」です。
企業が導入すると、社員のメールアドレスに1日1回、「今日の気分はどう?」という質問が送られてきます。
社員はそれに対して、良いものから悪いものまで、その日の気分にあわせて5段階のスマイルマークをクリックします。
コメントを併記することもできます。社員からの回答を閲覧できるのは経営陣や人事部など限られた人たちだけで、同僚や直接の
上司に見られる心配はないので、より正直な気持ちを示しやすくしています。
回答を受け取った会社側は、社員の皆さんの気持ちを把握し、全員分の可視化されたデータを一目で確認できます。
そこで社員が悩んでいることがわかった際は、個別の相談によって悩み解消につなげてもらおうというものです。
(増田)
スマイルスコアについては、アウニーのサイトからでも詳細を見ることが出来ます(対談の最後にもリンクあり)。
→http://smilescore.co.jp/mentor/masuda/
開発のきっかけは?
(樋口)
私はキャリアコンサルタントの資格者としてさまざま企業や従業員の方々の相談を受けてきました。
すると、会社側と働く人のミスマッチが多いことがわかりました。残念なことに退職するとなった時も、会社側は「その人の家庭の事情」と言いますが、辞める人に聞くと「人間関係です」という答えがほとんどです。
そういったミスマッチをなくすためのツールが作れないかと思ったのがきっかけです。
(増田)
どういった企業が利用していますか。
(樋口)
上場会社から中小企業まで幅広く実績があるのですが、特徴としては、例えば拠点や店舗が複数あるなど、普段従業員に頻繁に会えない環境の企業での導入があります。
利用企業のひとつで、数十人規模で新卒採用する全国展開の社員 300 人ほどの会社では、研修終了後に全国に配属された新入社員が慣れない土地でホームシックになったりした際、スマイルスコアを使うことで社員のフォローがしやすくなったと評価をいただきました。
(増田)
導入企業で目立つ業種は?
(樋口)
オフィスワークの IT 系等のサービス業や若手社員や新卒社員が多い会社での導入実績があります。
また、特徴的なのが、全社で導入するのではなく、営業部門だとか部門単位での導入実績も出始めています。
(増田)
料金も手頃ですからね。
(樋口)
1 人あたりに換算すると月額 500 円程度で利用できます。
【人と人との問題にこそ、業務改善のヒントあり。】
(増田)
社員の気持ちを可視化して把握でき、悩みがありそうな社員には直接の相談対応につなげるというのがスマイルスコアですが、社員からすると、悩みがあったときは色々な相談方法がありますね。
(樋口)
冒頭にお話ししたように、社員はスマイルマークのクリックのほかに、コメントも書き込めます。
それを見ることができるのは人事部スタッフや教育担当といった限られた人たち、つまり「社内メンター」です。社員は社内メンターにメールでやり取りしたり、直接対面して相談することもできます。
一方で、社員の中にはどうしても自社の人に相談するのは気が引けるという人もいます。
自分の評価に関わるのではないかと心配もあるのでしょうね。そういった場合には、「社外メンター」に相談が可能です。
当社が連携している専門家の方々に「社外メンター」になってもらって、対応しています。
増田社長も「社外メンター」のひとりですが、増田社長は女性社員から相談を受けることも多いと思いますし、企業のバックオフィス業務改善コンサルの本業でも多くの現場の相談に乗って解決につなげていますよね。それらの経験、実績は当社としても助かっています。
(増田)
ありがとうございます。私がスマイルスコアさんと連携する理由にもつながってきますが、バックオフィスの業務改善コンサルをする時は、必ず現場の人々にしっかりとヒアリングします。すると、話の中で人対人の問題が必ず出てくるんですよ。
そこで、「この心情の問題をもっと深堀りすれば根本的な解決をしてあげられるのにな」と思うことがあります。
例えば、ある上司と入力作業担当の社員がいるとしましょう。社員は、上司から資料をもらわないと入力ができない、なのに上司が約束の時間になっても資料を持ってこない。社員は「遅いな。何しているんだよ。私が残業しなくちゃならないじゃないか」という気持ちになる。
でもその時、上司は必死に顧客を回り回収作業をしていて予定通りに帰社できないということもある。
そういう行き違いが積み重なって、お互いがイライラするんですね。ではなぜその上司が回収作業をしなくてはならないのか。そういったところに見直すべき問題が隠れていて、実は、そこが業務改善のヒントでもあるんです。
こういう事例は、たとえ表面化していなくても多くの会社にあると思います。ヒアリングしていく中で、人と人との問題でお互いのイライラの話が出てきたときに、スマイルスコアが提案できればいいですよね。
私の業務改善コンサルをより深く提供するためにも、必要なツールになると思っています。
【お互いの気持ち分かれば誤解解消、組織活性化、離職率も低下】
(樋口)
スマイルスコアの導入成果事例をいくつか挙げると、まず、コミュニケーションの行き違いで悩みを抱えていたのが、スマイルスコアをきっかけにお互いが話すようになって誤解が解消した例があります。
実は 5 段階のスマイルマークへのクリックのうち、「良い気分」(5 段階中、上位 2 つ)に限っては、ハッピースマイルとして社員同士でシェアができるんです。すると、良い気分になった話題を共有することで、それまであまり接触がなかった同僚と話すきっかけになり、横のつながりができます。
また、日々のクリックとコメントを通じて自分の気持ちを正直に表現した結果、今まで気が付かなかった自分自身の強みを新たに発見できてモチベーションがあがったり、反対に、悩んでいる人に対してメンターがきちんとフォローすることでその人の成長につながった例もあります。そこから新規事業が生まれたことも中にはありました。メンターの機能が最大限発揮されると、このような効果がみられます。
さらには離職率が大幅に下がった企業もあります。その会社は以前までは離職率の問題に悩みがあったのですが、スマイルスコアを 2 年間、約 60 人に利用してもらったところ、その間は離職者がほぼなくなりました。会社からのきめ細かいフォローがあったこともよかったみたいです。
こう見ていくと、うまくいくにはメンターと社員の風通しの良さがポイントですね。当社としては、その素地をスマイルスコアで作っていければいいし、現場の話を聞きつつ、それをうまく改善に持っていけるようなメンターがいたときには、導入した会社にとって相当なメリットになるようです。
そういった意味で増田社長にも期待しています。
(増田)
私もスマイルスコアと連携するのは利点がありまして、最大の目的はアウニーのコンサルの質を上げることです。限られたコンサル期間でクライアントと関わる中、業務改善の仕組みが根付くまで一緒に取り組みたいと思っているわけですが、さきほど言ったように人対人の問題が浮き彫りになる。
経営、管理側と社員がどう向き合って会社をよくしていくのかを考えると、いくら仕組みを改善したって人間関係がよくならないと前進しません。
そこに対して多くの企業が課題を感じて模索するのだろうし、業務改善のヒントもある。同時にスマイルスコアの出番でもある。
スマイルスコアで全部解決できるとは限らないかもしれませんが、事態を前進させるきっかけになるということだけでも、私は十分に価値があると思っています。
バックオフィスの業務改善は、業務負担軽減や生産性向上、リモート対応の迅速化、強靭化などさまざまな効果を生みます。
ここに、人と人との問題を解決するツールが加わることは、他にはない特長になります。
(樋口)
やはり、スマイルスコアと増田社長のバックオフィス業務改善コンサルは相性がいいんですよね。コンサル中はスマイルスコアも活用してもらって、社内のコミュニケーションについてもしっかりみてもらう。そして増田社長のコンサルが終了した後も、スマイルスコアを通して社内のコミュニケーションが機能しているかどうかは当社で定点観測を続ける。仮に新たな問題が発生していたら、その時は再び増田社長にメンターで入ってもらい、
本業の業務改善についても、よりバージョンアップしたものをクライアントに提供していただく。
こういった点が、スマイルスコアと増田社長のコンサルが大きくシナジーを発揮で
きるところだと思います。
【業務改善×スマイルスコアの特異なシナジー】
(樋口)
スマイルスコアは実際に使うとその良さが分かってもらえると思うので、今後展開していく上での課題は、今まで以上に、より明確にその良さを伝えていけるかですね。
(増田)
私もそう思います。このサービスって、しっかり説明すればわかっていただける。
(樋口)
オンラインでのセッションなどといった発信も増やしたいですね。今は、チームビルディングについても従来とは変わってくるでしょうから、企業としてはそこで試行錯誤もあって、業務改善含めて悩みも出てくると思います。我々とすればチャンスです。
業務改善×スマイルスコア。増田社長のバックオフィス業務改善コンサルは非常に特異な分野です。なかなかやっている人はいなくて、経営者の悩みと現場の悩みと両方からアプローチできますから。
(増田)
そうですね。今まで当たり前のようにやってきましたが、実はそこをアウニーの強みなのかなと思います。
これからもお互いにシナジーを発揮していきましょう!
了
スマイルスコアの詳細はこちらから→http://smilescore.co.jp/mentor/masuda/
©aun.Y Co., Ltd.